先物市場のテクニカル分析（ジョン・J・マーフィー著、きんざい）

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先物市場のテクニカル分析（ジョン・J・マーフィー著、きんざい）

先物市場のテクニカル分析（ジョン・J・マーフィー著、きんざい）

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誠にありがとうございます！

昨日の相場については、あまり書くことがないんで、本でも紹介しよう。
まぁもう一つ無料動画講座を紹介してもいいんだけど、
連続するのは芸がないかなって思った。

【紹介するもの】

先物市場のテクニカル分析 (ニューファイナンシャルシリーズ)
ジョン・J・マーフィー著、金融財政事情研究会【トレーダーズショップ】

先物市場のテクニカル分析 (ニューファイナンシャルシリーズ)
ジョン・J・マーフィー著、金融財政事情研究会【Amazon】

【この本の内容】

第１章　テクニカル分析の哲学
第２章　ダウ理論
第３章　トレンドの概念
第４章　主要なリバーサル・パターンの研究
第５章　コンティニュエーション・パターン
第６章　出来高と建玉
第７章　移動平均
第８章　オシレーターと反対意見
第９章　イントラ・デー・ポイント・アンド・フィギュア・チャート
第１０章　３枠反転基準と最適ポイント・アンド・フィギュア
第１１章　エリオット波動理論
第１２章　タイム・サイクル
第１３章　マネー・マネジメントとトレード戦略
第１４章　要約と統合　チェック・リスト

【特にこんな人が読むと役に立つ！】

テクニカル分析の入門本を１～２冊読み終え、本格的に勉強しようと思っている人
（いきなりこれを読むのはキツイかも。）

【レビュー】

本のタイトルに『先物市場の』と書いてあるが、別に先物市場以外でも通用する。
名前で損をしている気がする。
もっと他に邦題の候補はなかったのかよ…。

これは割と有名な本で、「テクニカル分析の教科書」なんて呼ばれてたりする。
全くもってその通りだと思う。
実際、サポートしているトレーダーには、
「わけのわからない本を読むくらいなら、これを何回も読んで下さい。」
と言って指定図書として紹介した。

ただし、ローソク足については書いていない。
別途、酒田五法の本を一冊買って勉強した方がいい。

また、いきなりテクニカル分析の本の一冊目にこれを読むのはオススメしない。
（多分、この本の大学の教科書みたいな見た目で挫折する。）
なんでもいいから、簡単な入門書を読んでからにした方がいい。

内容は、テクニカル分析の定義から入り、ダウ理論、トレンド、反転、
保ち合い、移動平均、オシレーター、など
これ一冊でテクニカル分析の基礎部分はほとんど学べる。

ものすごく大雑把にまとめると、
「トレンドってものを定義すると、そこから派生して色々なものが見えてくる。
そういったのものをどうやって分析するかをまとめてみたよ。」
って感じかな。

最近のテクニカル分析でよくみかける、ごちゃごちゃしていて、
一体何を意味してるのか、さっぱりわからん数式なんかはでてこない。
本質はそんなところにはない、ということがよくわかる。

載っているチャートも、とてもシンプルである。
チャートにあれもこれもと表示させて、
一体全体何を見て、どんな風に分析しているのか、
よくわからない状態になっている人は、
この本を読んで基本に立ち返って欲しい。

FXトレーダーなら、とりあえず第１章～第５章と第７章・第８章を読めば十分。
後は第１３章の最後の要約もチェックしておきたい。

エリオット波動理論やサイクル理論はお好みで。
ポイント・アンド・フィギュアを使う人は極少数だと思われるので、省いてもいいかな。

この本をベースにした上で、自分の好み・性格に合わせて、より深く学んでいけばよい。
（ボリンジャーバンドやMACD、RSIなんかは専門書があるでしょ。）

そもそも売買ルールなんて、フォーメーション分析と移動平均線で大枠は作れるので、
そこに補助として、テクニカル指標を１つか２つ付ければ形になる。
後は、過去チャートでひたすら検証するだけだよ。

この本で、テクニカル分析の基礎をきちんと学んでもらえれば幸いだ。

尚、この本にはスタディガイドという問題集もある。
問題集を解いた方が頭に入りやすい人は、ちょっと見てみてもいいかも。
（ただし、大学受験用問題集のようなクオリティは期待しないこと。）
内容の理解を深めるための助けになる。
スタディガイドのレビュー記事はこちら⇒「先物市場のテクニカル分析スタディガイド」

先物市場のテクニカル分析 (ニューファイナンシャルシリーズ)
ジョン・J・マーフィー著、金融財政事情研究会【トレーダーズショップ】

追伸：

トレードは手法よりも、メンタルの重要性が極めて高い。
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